
日焼けはしたくないけれど、夏のレジャーやイベントはしっかり楽しみたいもの。
そのため正しい日焼け対策をマスターする必要があります。
ここでは、紫外線対策などの日焼けしない方法・対策をご紹介していきます。
「今年は焼かない!」と思っている女性達は必読ですよ!
目次
日焼けしない5つの方法
では早速、日焼けしないための基本的な5つの方法を紹介していきます。
⓵日焼け止めを正しく塗る
紫外線対策として、多くの人が日焼け止めを塗るなどの対策を取っていると思います。
でも、塗り方が間違っていたり、日焼け止めの選び方が悪かったりなど、意外に正しく塗れている人は少ないと言われています。
日焼け止めは、日焼け対策の基本となるため、正しい塗り方をしっかりとマスターしましょう。
日焼け止めの正しい選び方
日焼け止めには「SPF」や「PA」の表示がされていますが、この意味を正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
この数値は、素肌と比べたとき、日焼けがはじまるまでの時間を何倍遅らせることができるかを表しています。
例えば、「SPF1」は日焼けがはじまるまで20分かかるといわれているので、「SPF30」なら20分×30=600分(10時間)という計算になります。
段階は「++++」「+++」「++」「+」の4段階があり、プラス(+)の数が多ければ多いほど、効果が高くなります。
ここまで読むと、SPFやPAの数値が高いものを選ぶべきだと感じると思いますが、一概にそうは言えません。
なぜなら、SPFやPAの数値が高ければ、その分肌への負担も大きくなってしまうからです。
そのため、日焼け止めを使うシーンによって、日焼け止めの強さを決めるのが賢明でしょう。
- 散歩や買い物などの日常生活⇒SPF10、PA+
- 屋外での軽いスポーツやレジャー⇒SPF10~30、PA++
- 炎天下でのレジャーやマリンスポーツ⇒SPF30~50+、PA++~++++
SPFを選ぶ際の基準は、
- 1時間以内の外出ならばSPF35程度
- 1時間以上の外出にはSPF50以上
が目安とも言われています。
日焼け止めの正しい塗り方
自分に合った日焼け止めを買っても、正しく塗れていなければ、数値通りの効果は得られないので注意が必要。
下のポイントを抑えて、抜かりなく塗ることが大切です。
①十分な量を塗る
日焼け止めを塗っているのに、日焼けしてしまう人の原因のほとんどが「使用量が少ない」。
顔全体に塗る量として適量とされているのは「0.8g」。
これは、手のひらにとると500円玉大ほどの量になります。結構多いと感じた方は、普段塗っている量が足りていないと思ってください。日焼け止めは、適量を塗らないと、商品に記載されている日焼け止めの効果を発揮できません。けちることなく、十分な量を手に取って塗るようにしましょう。
②ムラなく塗る
しっかりと紫外線を予防するためには、ムラなく塗ることも重要です。
ムラなく塗るためには、日やめ止めを手のひらでおさえるように塗り、1方向でなくいろんな方向へ塗るのがポイントです。その際、耳や首、デコルテ・うなじなども忘れずにしっかり塗るようにまししょう。
③重ね付けする
適量をしっかり肌に伸ばしたら、もう一度日焼け止めを手にとって重ね付けしましょう。
重ね付けをすることで、紫外線のカット効果が格段にアップします。
④こまめに塗り直す
日焼け止めは、一度塗れば1日中効果が続くわけではありません。汗をかいて流れ落ちてしまうこともあります。
そのため、日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切。塗り直しのタイミングは、外出時であれば2時間おきに、くらいが良いと言われています。1日中エアコンの効いた室内にいる場合は、お昼に1回塗り直すようにしましょう。
⓶サングラスをかける
日焼け止めを正しく塗れたからといって安心はできません。
なぜなら、目の角膜に紫外線が当たると、炎症が起き、これを脳が検知してメラニンを生成させてしまうから。
すなわち、肌にしっかり日焼け止めを塗っていたとしても、目に紫外線が当たってしまうと肌が日焼けしてしまうのです。
これを防ぐためには、サングラスをかけるのがベスト。
日傘は上からの日差しを遮断することはできますが、地面からの反射は防げません。
サングラスをかけていれば、地面から反射する紫外線も防ぐことができます。
UVカット機能のないサングラスもあるため、必ずUVカット機能の有無を確認してサングラスを選ぶようにしましょう。
⓷紫外線をカットする衣服などを着用する
日焼け止めやサングラスのほかに有効なのが、日傘や帽子、サンバイザー、UVカットのアームカバーなどのアイテムです。
いちいちこれらのアイテムを身に着けるのは面倒に感じるかもしれませんが、このプラスアルファの紫外線対策を習慣にするだけで、かなりの量の紫外線を防ぐことができます。
日焼けやシミは、日々浴び続けた紫外線のダメージが蓄積して現れたもの。
少しの手間で、この蓄積をグンと減らすことができます。
⓸紫外線量の多い時間帯の外出を避ける
日焼けを防ぐためには、紫外線量を意識することも重要です。
1日の中でもっとも紫外線が強い時間帯は、10時~14時と言われています。
この時間帯が、紫外線量がピークとなるため、10時~14時の外出を避けることで、日焼けするリスクを低くすることができます。
「絶対にこの時間帯外出しない!」というのは無理がありますが、洗濯物を干す、食料品を買いに行く…など、自分で時間を調整できるものは調整し、できるだけ多くの紫外線を浴びないように心がけましょう。
⓹肌に良い食べ物を摂る
日焼け止めやサングラスなどを活用して、紫外線をブロックするのと同時に、紫外線に強い肌を作ることも大切です。
そのためには、紫外線対策に有効な栄養素をしっかり摂ること!
下で紹介する栄養素を、日々心がけて摂るようにするとよいでしょう。
ビタミンC
シミの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きや、活性酸素から体を守る抗酸化作用があります。
ただ、水溶性のビタミンCは多めに摂取しても害がない反面、体内から排出されやすいという欠点があるため、短時間で大量に摂るよりも数時間ごとに摂取した方が効果的です。
ビタミンE
抗酸化作用を持つ栄養素で、肌老化の原因となる、活性酸素による酸化から肌を守る働きがあります。
ビタミンA
抗酸化作用により、活性酸素の発生を抑えるほか、肌の新陳代謝をスムーズにする働きがあります。
リコピン
抗酸化作用があり、メラニン生成を抑える働きがあります。
また、紫外線によって生じる肌の赤みを軽減する効果もあり、日焼け予防と日焼けケアの両方に有効です。
うっかり日焼けしちゃった後の対処法
どれだけ気をつけていても、うっかり日焼けしてしまうことはあります。
そんな時、これから紹介する3つの対処法を知っていれば、日焼けを最小限に抑えることができます。
肌を冷やす
日焼けは、軽い火傷状態と同じです。
そのため、最初にやるべきなのは、冷やすこと!
冷やすことで、やけどの進行を抑えることができます。
- 冷水シャワーで冷やす
- 水に濡らし、冷やしたタオルで肌を冷やす
- 氷をビニールに入れて冷やす
- 保冷材で冷やす
肌を保湿する
肌の火照りや炎症が落ち着いてきたら、次に行うべきは保湿です。
日焼けした肌は、極度の乾燥状態になっています。
そのため、化粧水などを使って保湿をしましょう。
日焼けをしてしまった当日は、小まめな保湿を心がけてください。
化粧水で保湿した後、乳液やクリームでしっかり保護することも大切です。
水分を摂る
日焼けで肌が乾燥している時は、体内も乾いていて脱水症状になりやすいと言われています。
そのため、しっかり水分補給をして体の中から潤してあげましょう。
ただし、コーヒーやお茶には利尿作用があるため逆効果に。
水分補給は、水やスポーツドリンクにしましょう。
日焼けした際のNG行為
日焼けした際にやるべき行為がある一方、日焼けした肌にやってはいけないNG行為も存在します。
間違って日焼けを悪化させてしまわないように、NG行為も把握しておきましょう。
①いきなり美白化粧品を使用する✖
肌を黒くしたくない思いから、焦って美白化粧品を使ってしまう人がいますが、これはNG。
日焼けした肌は炎症状態。美白化粧品は刺激が強いものが多いので、いきなり塗ってしまうと、炎症を悪化させてしまうことになります。
美白化粧品の使用は、肌の炎症や火照りがおさまってからにしましょう。
②熱いお風呂に入る✖
日焼けして肌で熱いお風呂に入ると、上と同様に炎症が悪化してしまいます。
日焼けしてしまったら、低温のシャワーで肌の炎症をおさえるようにしましょう。
③皮を無理にはがす✖
数日経つと、日焼けした肌の皮がむけてきます。
皮がむけると、つい無理にはがしてしまいたくなりますが、無理にはがすと肌にダメージを与えてしまい、シミなどの原因になってしまうことも。
そのため、自然にはがれおちるのを待つようにしましょう。
まとめ
まず大切なのは、日焼け止めやサングラスなどで紫外線(UV)をしっかりとブロックすること。
そして、紫外線量の多い時間帯の外出を避け、紫外線対策に有効な栄養素をしっかりと摂ることも大切になってきます。
日焼けやシミは、日々浴び続けた紫外線のダメージが蓄積して現れるので、1年中毎日コツコツ行うことが、美肌・美白への近道と言えるでしょう。