服の断捨離と聞くと、多くの時間や手間を費やす必要がありそうに感じますが、ちょっとしたコツさえ掴んでしまえば、意外とスムーズに行えるものです。
ここでは、洋服を断捨離する方法やコツ、残すべき枚数などをご紹介していきます。
服を断捨離するメリット
2010年に流行語にもなった「断捨離」。
断捨離とは、捨てることで身の回りの環境を整えることを指し、本来以下のような意味を持ちます。
- 「断」…不要なものの入りを断つ
- 「捨」…不要なものを捨てる
- 「離」…物への執着から離れる
物を捨てることで、生活そのものを快適なものへと導いてくれるという考えがベースになっています。
では、洋服を断捨離することでどのように快適になるのか…。
まずは服を断捨離するメリットを詳しくみてみましょう。
空間にゆとりが生まれる
断捨離すれば服の枚数がグンと減るので、今まで洋服で埋め尽くされていた空間にゆとりが生まれます。
服であふれかえった部屋やクローゼットを整理することで、部屋が広くなり、快適に過ごすことが可能に。
こんなに部屋広かったんだ・・と見違えること間違いなしです♪
着る服に迷う時間が減る
数多くある服の中から“今日着る1着”を考えるのは大変。
でも、洋服を断捨離することによって、スタメンの服のみがクローゼットに並ぶので、コーディネートが楽になります。
似合う服だけがそろっている状態なので、毎日自分に自信を持つことができるでしょう♪
気持ちをリセットできる
断捨離をすると部屋がスッキリするだけでなく、同時に気持ちもスッキリすることができます。
失恋してなかなか前に進めない人、過去の自分の殻を破りたいという人には、断捨離することで気持ちがリセットされるので特におすすめ!
断捨離することで身も心も軽くなり、新たな第一歩を踏み出すきっかけになるはずです。
洋服を断捨離するタイミング
上記【断捨離のメリット】を見て「私も洋服を断捨離しよう!」と思った人もいるかもしれません。
実行に移す前に、洋服を断捨離する適切なタイミング・時期を把握しておきましょう。
年末
大掃除を行う年末は、いろいろな物を処分しようと自然に思える時期。
一年の締めくくりに服を断捨離すれば、スッキリとした気持ちで新年を迎えることができるので断捨離するタイミングとして適しています。
衣替えシーズン
季節の変わり目はにクローゼットの洋服を入れ替える人は多いと思います。
この衣替えシーズンは、必要な服と要らない服を選別して断捨離するには絶好の機会です。
シーズン中
上記の衣替えシーズンと相反しますが、人によってはシーズン中(実際に服を着ている時期)の方が断捨離しやすいという意見も。
なぜなら、どの洋服がお気に入りなのか、そうじゃないかをリアルに感じれるから。
シーズン中なら、今シーズンヘビロテした洋服、少し着た服、全く着なかった洋服を明確に仕分けることができます。
新しい服を買った時
新しい服を1着購入したら、そのたびに古い服を2~3着ずつ捨てるというのもおすすめ。
一度に大量に捨てる断捨離とは違って達成感はありませんが、ゆっくりと確実に服の枚数を減らすことができます。
断捨離する服を見分ける方法
普段から捨てられない人は、なんとなく断捨離しようとしても、結局ほとんど捨てるものがなかった…という結果で終わってしまいます。
「何を捨てればよいか分からない」という人は、以下のポイントを参考に断捨離するかしないか見極めてください。
着られない服⇒捨てる
- 汚れやほつれがひどい
- 穴が開いている
- 黄ばんでいる
などの状態が悪くなった服は有無を言わず捨てましょう。
「いつか直して着よう」と思って保管している服でも、今まで修繕しなかったのであれば、これから先も直して着る可能性はとても低いはずです。
1年以上着ていない⇒捨てる
1シーズンを通して着なかった服は、おそらく来年も着ないはずです。
「1年着ていなければ捨てる」というふうに自分で決めると、断捨離も楽になります。
着ない洋服をたくさん持つよりも、自分に似合うスタメン服だけを持っていた方がおしゃれ度アップも間違いなしです。
自分に似合っていない⇒捨てる
洋服を残しておくか捨ててしまうか迷った時、「今の自分に似合っているか」というのは非常に重要なポイント。
年齢を重ねれば似合う洋服も変わり、昔は大活躍していたお気に入りの洋服も、なんだかピンとこなくなってしまいます。
“今”似合わない服は今後似合うとは考えづらいので、過去の自分に捉われず、今の自分を最優先に判断しましょう。
少しでも「なんか違う」と感じた服は、今のあなたにとって「必要のない服」なんです。
昔の流行した服⇒処分
いくらおしゃれで気に入っていても、流行遅れの服は、なんとなく浮いてしまうもの。
「まだ着られる」ではなく「今着るかどうか」を主軸に置きましょう。
服を断捨離する際の手順
では次に、洋服の断捨離の手順を紹介します。
①大きめの袋を数枚用意する
クローゼットの中には、想像以上に不要な洋服がいっぱい眠っているもの。
小さい袋だと数枚しか入らず、処分する際に手間になってしまうので、35~50Lほどのゴミ袋を数枚事前に用意しておきましょう。
②クローゼットの中身を全て出す
クローゼットの洋服を全て出すことによって、自分は今どれだけの服を持っているのか、その全体量を把握することができます。
洋服の量を把握することで、スムーズに断捨離作業ができます。
③残すか捨てるか瞬時に判断する
服を残すか残さないかを判断する時は、直感が大切。
上で紹介した断捨離する服を見分ける方法を頭にいれながら、1秒ほどで瞬時に判断してください。
すぐに判断できなかった洋服は、「要検討コーナー」に一時的にキープしておきましょう。
④迷った服を実際に着てみる
捨てるか迷う服は、実際に着てみましょう。
サイズ感や素材感、似合わない…など。その服を着た自分を鏡でよく見てみてください。
実際に着てみて、「どこで迷っているのか」が理解できると、気持ちよく断捨離できるはずです。
⑤手放す服をたたんで袋に入れる
処分する服が決まったら、「いままでありがとう」という気持ちを込めて、きれいにたたんで袋の中に入れていきます。
⑥残す洋服をクロ-ゼットにしまう
最後に、残す洋服をクロ-ゼットにしまえば断捨離は完了。
クロ-ゼットにしまう際は、洋服をカテゴリ別・色別に分けておくとさらにスッキリと整い、日ごろの洋服選びもグンと楽になります♪
残す洋服の枚数は?
一般的に女性が持っている洋服の平均枚数は、200〜300枚と言われています。
断捨離する際、どのくらいの服を残すか迷うかもしれません。
実際、残す枚数は人によって異なりますが、基本は「クローゼットに無理なく収まる量」
大体、平均すると50~100着ほどと言われています。
断捨離上級者の場合、トップスが10枚、ボトムスが10枚。
さらにワンピースやスーツ、フォーマルドレスなどを合わせて40着ほど残しておけば1年間過ごすことができるようです。
ただ、これはあくまでも基準。
それぞれの仕事やライフスタイルによって必要枚数は変わってくるので、無理しない程度の枚数を自分で計算してみてください。
断捨離する洋服の行方は?
手放す洋服は『ごみ』に…と思っているあなた!
「断捨離=捨てる」ではありません。
どうせ手放すのなら、もっと良い手段がいくつかあるのでご紹介します♪
①リサイクルショップに持ち込む
コンディションのよい洋服やブランドものの洋服は、買取ショップに持ち込んでみると思いのほか高値で売れる場合もあります。
リサイクルショップに持っていくだけで、あとはスタッフさんが査定してくれるので、とても簡単&楽ちんですよ♪
②フリマアプリやメルカリで売る
買取ショップよりもさらに高く売りたい場合は、フリマアプリやメルカリを活用するのがおすすめ。
リサイクルショップは一般市場の相場を見て、お店の利益も見込んで買い取るため、そこまで高値で買い取ってはもらえません。
その点、欲しいと思っている人へ直接売れるメルカリは、自分で値段も設定することができます。
ただ、商品の発送や購入者とのやり取りなど、時間と手間がかかるのが難点です。
③リメイクする
手芸が得意な人であれば、気に入っていた洋服の生地を利用して、子供服やポーチ、巾着、お弁当袋などに変身させてみるのも一つの選択。
愛着のあった洋服を違う形でまた愛用することができます。
まとめ
「断捨離=服を捨てること」だけでなく、無駄な買い物を選らせたり、気持ちをリセットさせるメリットがあるから、一石二鳥ところか一石三鳥・四鳥…にもなりますね♪
衣替えシーズンや年末の大掃除を利用して、断捨離を実践してみてはどうでしょうか?