
白髪と言ったら一般的には40代から悩ませられる人が多いイメージですよね?
しかし、10代や20代でも「若白髪」といって白髪に悩まされる人も結構多いのです!
そんな白髪を隠そうと、カラーリングを繰り返すと髪はパサパサ傷んでいく一方。
という事で今回は若白髪の原因を知り、対策をする事で根本的に若白髪を減らす事は出来ないのか?というテーマで紹介していきます!
目次
若白髪が生える仕組みとは
まずは若白髪が生える仕組みから説明していきます。
基本的に、若白髪も普通の白髪も仕組みは同じです。
髪の毛は元々全部白いもので、一本一本の根元に「メラノサイト」と呼ばれる色素細胞があり、そのメラノサイトによって作られた「メラニン」が毛を黒くしています。
白髪はこのメラノサイトが減少する。もしくは機能が低下してメラニン色素が作られなくなる、あるいは何らかの原因で髪に色素が入り込まない事で白髪になってしまうという仕組みなんです。
では白髪と若白髪の違いは何なのでしょうか?その答えは「原因」なのです。
20~30代で若白髪が生える5つの原因
若白髪が生える原因は主に5つに分けられます。
①遺伝
遺伝と言えば両親のどちらからか受け継ぐ体質のようなもので、主に病気の場合だと50%の確率で関係する遺伝子が伝わると言われています。
白髪も、両親のどちらかに白髪が多く、優性遺伝子だった場合は子供にも遺伝する可能性が高くなってしまうのです。
基本的に白髪はメラノサイトが劣化しやすく、タンパク質を作る遺伝子が黒髪に比べて少ないと言われています。
これらの事から、黒髪を維持する遺伝子が少ない髪の親を持つ子供は、若白髪になりやすいのではないかと考えられています。
また、両親どちらとも白髪で無い場合でも、その両親(祖父母)に白髪が多い場合は「隔世遺伝」といって両親を飛び越えて孫に遺伝する場合もあるんです。
②ストレス
急に白髪が増えた人を見ると、「あの人苦労してるんだね」とよくいいますね。
実は迷信でも何でもなく、きちんとした科学的根拠があったのです!
ストレスが溜まると自律神経が乱れてしまいます。
この自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、通常はバランスが取れているものの、ストレスを受けると交感神経が活発になって自律神経が乱れてしまいます。
更に自律神経が乱れる事で血管の収縮が起こり、血流が滞ってしまいます。
頭は心臓が遠く、更に重力に逆らっているので少しでも血流が滞ってしまうと血液が十分に届きにくい状態に。
血液は栄養分を運ぶ働きもあるので、毛母細胞やメラノサイトが機能を維持しにくくなり、白髪になってしまう・・という訳なんです。
これは10代であろうと20代であろうと同じで、ストレスが原因で白髪になってしまうことがあります。
③栄養不足
栄養不足も若白髪の原因となります。
女性の場合、特に若いころはダイエットの為に無理な食事制限をしがちです。
本来であれば栄養素をまんべんなく摂取するのが理想的ですが、食事制限により、栄養が偏ったり、ぜんぜん足りないなどといった状態になってしまいます。
また、コンビニ弁当やファストフードも栄養の偏りになってしまいますので要注意。
髪の毛のほとんどはタンパク質で構成されています。更に頭皮の状態を正常に保つにはビタミンやミネラル、亜鉛など様々な成分が必要ですので、栄養不足に陥ると白髪や抜け毛の原因になってしまいます。
④生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも若白髪の原因です。
一番注意して欲しいのは、夜更かしなどによる睡眠不足。
十分に睡眠が取れていないと疲れが残り、それがストレスの原因になってしまう場合もあります。
また、夜寝る前のスマホ利用も要注意です。
スマホから発せられるブルーライトを、寝る前に長時間浴びる事で交感神経が活発になり、自律神経の乱れへと繋がってしまいます。
これは特に女性の場合は危険で、自律神経が乱れると女性ホルモンの分泌量も減ってしまいます。
女性ホルモンは髪の成長に多大の影響を与えているので、女性ホルモンが減る事で白髪や抜け毛の原因になってしまうのです。
若白髪対策・改善する方法は?
それではここから、若白髪の対策や改善法をご紹介していきます。
①正しい食生活を送る
白髪の原因の一つに栄養不足や偏った食生活があるとご紹介しましたが、これらは正しい食生活に戻す事で改善出来ますね。
まず基本的に守って欲しい事として、朝・昼・晩ときちんと3食食べる事です。
よく朝ごはんを抜く人がいますが、朝食は一日を過ごす上で非常に大事な食事ですので出来るだけ摂取するように心がけて下さい。
また、髪の毛に良いとされる栄養素もありますのでご紹介しておきます。
- たんぱく質
⇒肉・魚・大豆・乳製品など - ビタミン
⇒野菜・果物、レバーなど - ミネラル(亜鉛)
⇒レバー・カキ・魚介類など
これらの成分は出来るだけ積極的に摂取したいですね。
②規則正しい生活
生活習慣の乱れや睡眠不足も、若白髪の原因の一つです。
まず最初に出来る事として、食事の時間や就寝・起床時間を毎日なるべく同じ時間にしましょう。
どうしても寝付けないときなどはアロマを利用したり、入眠作用のあるホットミルクを飲むのもオススメです。
睡眠を十分に取る事で成長ホルモンの分泌につながり、頭皮や髪の新陳代謝にも良い影響を与えてくれます。
睡眠不足は自律神経の乱れに繋がりますが、朝日を浴びる事で体内時計がリセットされ、交感神経が働きます。
それでもどうしても睡眠が足りない場合は、15分でも良いので昼寝をすると随分違いますよ。
③ストレス解消
ストレスが溜まると、自律神経の乱れにつながり若白髪の原因に。
ストレスの原因そのものをなくすのが一番ですが、これはなかなか難しいですね。
そうなると一番現実的なのがストレス解消です。趣味がある人はその趣味に没頭する事でストレスの解消になるでしょう。
もし趣味が無い人でも、アロマを嗅いでみる。ゆっくりと入浴する。あと、無理のない範囲での運動もストレス解消効果があると言われています。
これをやればストレス解消!というのはなかなか見つけにくいものですが、ストレスは若白髪以外にも様々な病気の原因にもなり、出来る事であれば溜めたくないものです。
是非いろんな事に挑戦し、どれが一番自分にあったストレス解消法かを見つけてみて下さい。
④頭皮の状態を健康に保つ
頭皮の状態が乱れていると、血流が悪くなり白髪や抜け毛の原因になってしまいます。
油ものや動物性たんぱく質の過剰摂取で余分に脂質が出ると、それが原因で毛穴が詰まったりする場合もあります。
まずはしっかりと毎日シャンプーする事が一番。現在はドラッグストアなどでスカルプ(頭皮)をケアするシャンプーなども多く発売されていますので、それらを活用するのも良いでしょう。
また、シャンプーする際に爪を立ててしまうと頭皮を傷つけ、炎症を起こしてしまう可能性もありますので、シャンプーする場合は指の腹を使って優しく洗いましょう。
また、頭皮マッサージも血流を良くする効果が期待できますので、たまに挑戦してみるのもいいでしょう。
⑤サプリメントの摂取
白髪染めは一発で白髪が染まりますが、あくまでそれは一時しのぎ。
あたらしい髪の毛が生えてくればその部分はもちろん白髪ですし、なにより白髪染めを繰り返す事で頭皮や毛髪にかなりダメージを与えてしまいます。
そこでオススメなのが白髪サプリメント。
白髪防止に有効な成分が凝縮され、身体の内側から白髪にアプローチしてくれるので、頭皮や毛髪を傷つける事もありませんし、根本的に白髪を改善してくれる期待が持てます。
また、白髪サプリの成分は天然由来のものばかりですので副作用の心配が無いというメリットもあります。
当たり前ですが、お金がかかるので経済的負担は増えますが、どうしても若白髪を減らしたい!なくしたい!という人は白髪サプリの活用を検討しても良いかもしれません。
若白髪があると将来ハゲない!?
最後に、よく「若白髪があると将来ハゲない」という説について調べてみました。
よくよく調べてみると「若白髪があると将来ハゲない」という説には全く根拠が無く、ただの迷信でした。
若白髪があっても薄毛になる人はなります。
むしろ、生活習慣や栄養不足が原因で若白髪になってしまった人は、そのまま抜け毛へと繋がる恐れもあり、薄毛になりやすいとも言えるでしょう。
若いうちからしっかりと髪の事を考え、規則正しい生活や食生活を送る事で将来の薄毛防止へと繋がっていきますよ。
まとめ
やはり若い年齢でも白髪があると老けて見られる場合もありますし、それがコンプレックスになってしまったりしますよね。
しかし若白髪にも原因があり、それぞれ対策法がある事も分かりました。
是非若白髪で悩んでいる人はこの記事で紹介した対策法を試されてみて下さい♪